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内藤「あれぐらい」興毅かばう
ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチが30日、東京・代々木第1体育館で行われ、チャンピオンの内藤大助(宮田)が挑戦者の清水智信(金子)に10回KO勝ちし、3度目の防衛に成功した。
内藤は序盤からポイントを奪われて劣勢だったが、10回に入ると果敢に反撃。左フックを契機に清水からダウンを奪い、立ち上がった後も連打を浴びせた。最後は左フックで2度目のダウンを奪い、逆転KOで勝利をおさめた。
33歳11カ月の内藤は自身の持つ日本選手の世界王座最年長防衛記録を更新。戦績は38戦33勝(21KO)2敗3分けとなった。2度目の世界挑戦でも敗れた清水は、16戦13勝(5KO)3敗。
30日に行われたプロボクシングのフライ級ダブル世界タイトルマッチで防衛に成功した世界ボクシング評議会(WBC)同級チャンピオンの内藤大助(宮田)、世界ボクシング協会(WBA)同級王者の坂田健史(協栄)が31日、それぞれの所属ジムで会見。KO勝ちで劣勢をはねのけた内藤は「結果的に面白い試合になったが、いろいろ課題が分かった」、判定勝ちで4度目の防衛を果たした坂田は「1回から意識して飛ばし、スロースターターを少し挽回(ばんかい)できた。次につながる」と話した。一方、内藤の試合終了後にWBA同級1位の亀田興毅がリングに上がり挑戦を表明した問題で、中継したTBSには放送直後から約90件の抗議電話が入った。同様に20件以上の電話があった日本ボクシングコミッション(JBC)は「大きな規定違反はないが、世界挑戦の意思はジムを通じて示すもので、好ましくない」との見解を示した。
内藤は「プロはお客さんに喜んでもらおうという意識が強い。あれぐらいはいいんじゃないか」と改めて亀田興をかばったが、対戦の意思については「ゆっくり1カ月くらい休んで、ジムと話しながら考えたい」と慎重な姿勢を示した。
一方、坂田の所属する協栄ジムの金平桂一郎会長は「挑戦者がチャンピオンを指名するのは不愉快。坂田から逃げたんじゃないか」とまくし立て、「自戒の念を込めて言うが、変な駆け引きや演出はいらない」とかつて所属していた亀田興の行動に不快感を示した。
また「亀田ジム」が承認される予定の8月の東日本協会理事会で、異議を唱える可能性も示唆。金平会長の独壇場となった会見に“主役”の坂田が「何の会見なのかな」と苦笑いする場面もあった。