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中国のバス爆発、爆破テロか?
8月8日に開催される北京オリンピックまで残りわずかとなった中国で2台連続でバスの爆破事件が発生しました。
中国雲南省の昆明市中心部で21日早朝、路線バス2台が相次いで爆発し、2人が死亡、14人が負傷した。
同省公安庁は「人為的な破壊事件」と断定、現場周辺を封鎖、犯人の行方を追っている。
五輪開催を控える中国では最近、各地で住民と地元政府が衝突する事件が多発しており、今回の連続爆発は、政治や社会に不満をもつ組織、または個人による市民の大量殺傷を狙ったテロ事件の可能性もあるとみて捜査をしているようです。
これ以上大きな事件が起こらず、無事に開催されることを願いたいものです。
朝の繁華街で、バスから黒煙が上がり、窓ガラスが飛び散った。21日、中国雲南省昆明市で16人が死傷したバス連続爆破事件。北京五輪まで20日足らずに迫り、警備を強化する中での惨事だけに、住民は不安を漏らした。1件目の事件が起きた人民西路は、市中心部を東西に走る幹線道路。記者が到着した21日午後7時(日本時間同8時)過ぎには、既にバスは撤去されていたが、警官約50人が警戒にあたっていた。車も人も通行が禁止され、周辺で市民らが遠巻きに現場を見守っていた。
新華社(電子版)などによると、爆発で死亡した王徳芝さん(30)は夫の韓光明さんとバスに乗っていた。昆明市の北西約100キロにある牟定県出身。出稼ぎに来てサウナで働いていた。牟定県にいる5歳の娘の誕生日を祝うため、夫婦で休暇の申請をしていたという。韓さんは「大きな音がして、閃光が走った。帰省するはずだったのに妻は死んでしまった。私もけがをした。何もかも終わってしまったような気がする」と悲嘆に暮れた。
地元に住む日本人男性は毎日新聞の取材に「現地の中国人たちは観光客を狙ったもので『爆破は恐怖分子(テロリスト)の仕業』とうわさしている。驚いたというより雲南でもとうとう起きてしまったという感じで受け止めている」と話した。
公安当局は「人為的な爆破」と断定したが、詳細は明らかにしていない。香港メディアは、前方の座席に時限式の爆弾が仕掛けられていたと報じている。
◇合宿中の土佐礼子選手、影響受けず
昆明市は標高1891メートルで気候が穏やかなため、長距離選手がトレーニングに訪れる。
北京五輪女子マラソン代表の土佐礼子選手(32)=三井住友海上=は10〜30日の予定で、21日も昆明で合宿中だった。日本に残る三井住友海上陸上部の(高堰たかせき)崇マネジャーが、同日午後3時過ぎ(日本時間)に受け入れている雲南省体育局に電話で確認したところ、「通勤バスの死亡事故があったが、爆発の影響は何も受けていない」と説明を受けた。土佐選手や鈴木秀夫総監督が滞在する宿舎や練習場所は爆発現場から遠く、騒ぎに巻き込まれていないという。
高堰マネジャーは「通常通り練習したと聞いている。専属の車で移動しているし、体育局が安全を確保してくれているので問題はない」と話した。
土佐選手は予定通り30日に帰国し、同社所属で北京五輪女子一万メートル代表の渋井陽子選手(29)は22日に昆明に入る予定という。
